□ここおと会の記録

 

第1回 2016年9月29日 テーマ「今の自分」
 参加者が自分の今を表す言葉(音)を見つけ、それを声にした。全体的に揺らぎが起こった。

第1回の様子

会場をお借りしている金剛院の野々部住職が見学に来てくださいました。
『声は振動です。宇宙全体に振動が伝わるようでした。みなさんの歌は呻きのようであり、歓喜のようでした。なかなか自分の声を自由に思いを込めて出すということはない経験だと思いますので、いい機会だと思います。』

 

 

第2回 2016年11月24日 テーマ「冬の光景」

 3グループに分かれ、冬の光景を作った。「冬の気配」「具体的な冬」「冬の時間」。音はバラバラなのに、誰もがイメージする「冬」になった。
 外は雪景色。冬の歌ができた。冬という言葉で喚起させられる、それぞれの思いが入り感動的な会であった。

第2回の様子

 

第3回 2017年1月26日 テーマ「色」

 今のご自身を色で表すとどんな色か?・・その色を音にしてもらいました。

 そこにリズムも入れて、身体の中から声が出るようにしていくと音に張りや野太さが出ました。

「悦び」「歓喜」「溶けた」という感想が聞かれ、楽しい会でした。

第3回の様子

 

第4回 2017年3月23日 テーマ「春」
 春に感じることを言葉にしてから、グループに分かれ 「春」の音を作る。旅立ち、さみしさ、成長、花見、卒業式など、出会いよりも別れのタイミングの「春」を乗り越えるための明るい歌にした、という思いから声かけのようなフレーズや反復があった。

第4回の様子

 

第5回 2017年5月26日 テーマ「雨」
 雨とは何か?雨の音ではなく、雨の意味や雨に込められる私たちの思い、心を音にする。グループを3つに分けた。

 「天」、「地」、天と地の間「空」。
 非常に意見の活発な会であった。音が聞こえなくても「音はある」という感覚も表現することができた。

 それぞれのグループで工夫されたものをつなぎ、雨の道が見えるようだった。

 雨をどのように感じているかの意見やイメージは広がり、イメージ化(歌化)はできたが、雨への心、思いまでの洞察は入らなかった。

第5回の様子

 

第6回 2017年7月28日 テーマ「偶然」

 参加者の自己紹介の中で、偶然の出来事がたまたま重なり、キーワードのように時間系列の偶然があったためテーマを偶然にした。

 グループを二つに分け、偶然ができる瞬間、個別の時間が重なる瞬間を作れるように、リードした。参加者の皆さんだけでその瞬間が察知されて偶然にも「その瞬間が音によって表現」された。驚くべき瞬間だった。

アーティスト吉島陽子さんが、ここおと会での体験を絵にしてくださいました。

第6回の様子

 

第7回 2017年7月28日 テーマ「感覚〜石、山、大気」

 感覚を一つでも失うと、それは不自由になる。。。自由を奪われた私たちは一瞬でも「怖く」なる。
そんなシェアから、感覚を持たない無生物を主題にしました。

第7回の様子

 

第8回 2017年11月24日 テーマ「会う、合わせる」

  出会って、すぐに合わせられない。合わせるために「私も相手も、ちょっとずつ変わる」、、それを歌で体感しました。

第8回の様子
 【第8回「会う、合わせる」ご感想】

・涙が出てたまらなかった。

・同調しながらも、自分の中から表現することを学んだ。

・合わせようと集中すると、表現がだんだん小さくなってしまうことに気がついた。

・もっと体感したかった。今回のワークを体験したことで、うたなどの表現だけでなく、人とのコミュニケーションもひろがるように感じた。

・大きなものと同調することは、気持ちの良いことだった。JOYという言葉が浮かんだ。

 

・3つのバラバラな旋律が、最後には気持ちよく同調していった。

 

第9回 2018年1月26日 テーマ「共感したいもの

第9回の様子

【第9回「共感したいもの」ご感想】

・自分の声なのか他者の声なのか、区別がなくなる経験をした。

・声を重ねることは、普段なかなか体験出来ないので、気持ちが良かった。

・ちがう言葉から出たイメージがだんだん重なって、密度が濃くなっていく感覚がたまらなかった。

・心が落ち着きました。

・なんと言ったらいいか、、、感動した!

・以前から(サンガツオモシアトラムの)群声の創作は「どうやっているんだろう?」と思っていたけれど、実際に参加してみて、深いインスピレーションを受けた。


第10回 2018年3月30日

体験してみての感想↓

やる前は体が重たくてなんとなく疲れが溜まってるかんじだったんですが、終わったあと頭も体もすっきりして軽くなりました!
初めの歩く奇妙なストレッチで自分がどこに力が入ってるか、歩き方のくせがわかって楽しかったです。

群声体験は、普段自分の声の高さとか大きさとか意識しないけど、今回体験して改めてこんな高かったんだとか自分と参加者の複数の声が合わさって一つになった瞬間が凄く綺麗な響きで気持ちよかったです!
声を出してるときは不思議な感覚でそれが面白かったです!
初めてだったので緊張もあって、最初はあまり声が出せなかったんですが、最後の方では自分の声をしっかり出せて、他の人とハモるのが楽しくなりました。
何回か行って慣れてくるともっと楽しめるんじゃないかなと思いました!

またぜひ参加したいと思いました!


 

番外編! ここおと「遠足」
実施日 2017年3月18日 国立天文台

サンガツオモシアトラムのメンバーとみんなで遠足に行き「うたを作る企画」。
外で声を出す、とても気持ちいい♪
「星」「大空」「夢」にかけるフレーズを作ってうたにしました。

即興群声「天文台の夢」

私たちの大切な大切なうたになりました。